こんにちは。
会社員でアロマテラピーインストラクターのマナミです。
みなさん「精油」のことはご存知ですか?
アロマテラピーを行う上でこの精油は欠かせません。
この記事では精油の性質などについて解説します。
この記事で分かること
- 精油とは何か?サイズや金額もあわせて解説
- 精油の性質4つ
- 精油には薬理作用がある
アロマテラピー歴6年・アロマテラピーインストラクターである
わたしが簡単にご説明いたします。
精油の特徴を知れば、アロマテラピーの活用の幅が広がります。
ぜひ最後まで読んでみてくださいね。
精油とは?
天然100%の香り成分
まずは(公社)日本アロマ環境協会による精油の定義がこちら。
精油(エッセンシャルオイル)は、植物の花、葉、果皮、果実、心材、根、種子、樹皮、樹脂などから抽出した天然の素材で、有効成分を高濃度に含有した揮発性の芳香物質である。各植物によって特有の香りと機能を持ち、アロマテラピーの基本となるものである。
公益社団法人日本アロマ環境協会による精油の定義 https://www.aromakankyo.or.jp/basics/oil/
精油とは、ひとことで言うと植物から抽出された天然の香り成分です。
植物のさまざまなところ、例えば葉や花や果物の皮などから香り成分を抽出したもので、アロマテラピーには欠かせないものです。
なぜならこの香り成分が私たちの健康や美に役立てられているから。
この香り成分の中にはいろいろな有効成分が入っているのですが、詳しくは3つ目でお話ししますね。
植物の力をわたしたちの生活に取り入れやすいように作られたものが精油です。
具体的に精油のサイズや金額についてお話しします。
サイズ
精油はちいさな遮光瓶に入って販売されています。
メーカーによってさまざまなサイズがあるのですが、だいたい3ml〜10mlほどの大きさ。
花などの希少な精油は1mlで売られているのもあります。
有名なアロマテラピー専門店の「生活の木」さんですと、一番少ない量で1ml。
次に3ml・10ml・30mlと取り扱いがあります。
金額
金額も、植物の種類やサイズによってピンキリ。
販売されている量によって金額はもちろん違います。
また精油がたくさん取れる植物は金額が安いですし、たくさんの植物からほんのちょっとしか取れない精油だと少量でもとても高いものがあります。
ローズ・ジャスミン・ネロリなど
アロマテラピーではこの精油を使って楽しみます。
精油の4つの性質
精油には4つの性質があります。
- 芳香性
- 揮発性
- 親油性
- 引火性
それぞれの特徴を解説していきますね。
芳香性
精油の一番の特徴がこの芳香性です。
精油は植物によっていろんな香りがしますよね。
これが芳香性。
(そのまんまですみません^^;)
この芳香性という特徴があるからこそわたしたちはアロマテラピーを楽しむことができるんですよね。
そしてこの芳香成分にいろいろな作用があって、香りを楽しむだけではなく美容や健康に役立てることができるんです。
揮発性
これは液体から気体に変化する性質です。
精油をお部屋に香らせると、いっきにお部屋全体に香りが広がりませんか?
それはこの性質があるからなんですよね。
芳香浴はこの性質を使っているんです。
親油性
油になじみやすく、水に溶けにくい性質。
トリートメントではこの性質が活かされています。
キャリアオイル(植物油)によくまざり、人の肌にもよくなじみます。
そのため肌からも効率的に精油が吸収されて、植物の力をからだに取り入れることができます。
そのかわり、水には溶けないので注意です!
アロマスプレーなど水に溶かしたい場合は、必ず無水エタノールなどの基材に混ぜてから使いましょうね!
引火性
精油は火が燃え移りやすい性質も持っています。
なのでアロマテラピーを行うときは、火気のそばで行ってはいけません。
精油を保管するときも同様です。
精油にはこれら4つの性質があります。
引火性というちょっと注意が必要な性質もありますが、アロマテラピーはこの性質があってこそいろいろな楽しみ方ができるんですね。
精油には薬理作用がある
精油には薬理作用というものがあります。
薬理作用とは?
「薬によって生体に起こる変化のこと」
植物にはこの薬理作用があります。
「薬によって〜」とありますが、精油は薬ではないので注意です!
具体的にはどのような薬理作用があるのでしょうか?
- 鎮静作用/リラックス
- 抗菌作用/菌の増殖を抑える
- 鎮痛作用/痛みを抑える
- 抗炎症作用/炎症を抑える
- 強壮作用/からだを活性化させる作用
- 去痰作用/痰の排出を促す
- 収斂作用/皮膚や組織を引き締める作用
ご紹介したのはほんの一部ですが、精油にはこのような作用があります。
まとめ
精油の特徴についてまとめます!
まとめ
- 精油は天然100%の香り成分
- 精油には「芳香性/揮発性/親油性/引火性」の4つの性質がある
- 精油には薬理作用があり、わたしたちの健康や美に役立てられている
知れば知るほど奥が深い精油。
精油の特徴を知って、ぜひアロマテラピーの活用の幅を広げてみて下さいね♫